それでは前回の続きの作業を開始していきたいと思います。
前回の記事はコチラ
サーバの操作はさくらのコントロールパネルのコンソールツールからでも行なえますが、私はsshログインした方が断然操作性がいいのでそちらで行いたいと思います。
記事の目次
Macからsshログインする
Macのターミナルから下記コマンドを実行して、OSにKUSANAGIをインストールする際に設定したパスワードを入力
ssh root@IPアドレス
IPアドレスはコントロールパネルのサーバ一覧からでも、サーバ詳細からでも確認出来ます。
sshでのログインが成功すると下記メッセージが表示されます。
かっこいいですね!
__ ____ _______ ___ _ _____ __________ / //_/ / / / ___// | / | / / | / ____/ _/ / ,< / / / /\__ \/ /| | / |/ / /| |/ / __ / / / /| / /_/ /___/ / ___ |/ /| / ___ / /_/ // / /_/ |_\____//____/_/ |_/_/ |_/_/ |_\____/___/ Version 8.0.0, Powered by Prime Strategy. [root@kusanagi71 ~]#
Webサーバの設定、KUSANAGIの初期設定は下記の手順通りに行います。
https://kusanagi.tokyo/document/kusanagi-init/
私はミドルウェアにはNginx、アプリケーションサーバにはHHVMを選択しました。
KUSANAGIのプロビジョニングも下記の手順通りに行います。
https://kusanagi.tokyo/document/kusanagi-provision/
私はドキュメントルートをkusanagi_for_tsukarooohiにしたかったので下記コマンドで一発でした。
kusanagi provision kusanagi_for_tsukarooohi
ただ今回SSLは無料のLet’s Encryptを導入しようと思ってたのにデフォルト?でLet’s Encryptを使うかどうかの選択があってびっくり!
当然メールアドレスを設定して導入。
本当にこれだけで大丈夫なのかな?
早く立ち上げてみたい。
因みにプロビジョニングをやり直したい場合は下記コマンドでやり直せますが、設定ファイルやデータベースまで削除されて、本当に初期化されるのでお気をつけください。
kusanagi remove kusanagi_for_tsukarooohi
Route53でDNSの設定
この先はブラウザからWordpressのインストールになるので、DNSの設定をしてブラウザでアクセス出来るようにします。
AWSの管理画面よりRoute53を選択し「Create Hosted Zone」でドメインの追加ページにいき「Domain Name: tsukarooohi.com」と入力して決定
ドメインを追加するとネームサーバ(タイプ`NS`)が表示されると思います。
これは後ほどドメインを購入したサービス(私の場合はお名前.comのドメインNavi)の管理画面より設定します。
続いて先程設定した tsukarooohi.com からルーティングを向けるサーバの設定をしないといけないので、「Create Record Set」をクリックしスクショのように設定してください。
Name: 未入力 Type: Aレコード Value: サーバのIPアドレス
今度はお名前.comのドメインNaviにログインし、左カラムの「ネームサーバの変更」でドメインを選択し、「他のネームサーバーを利用」を表示させると、下記スクショのようにプライマリとセカンダリにお名前.comのネームサーバが設定されている状態だと思います。
ここに先程Route53で割り振られたネームサーバを4つとも設定して完了です。
これで tsukarooohi.com のネームサーバがRoute53を経由するようになった為、今後サブドメインやメールサーバ用のドメインを設定する時などは全てRoute53だけの設定で行えるようになります。
これでDNSの設定まで完了になります。
ではブラウザよりアクセスしてみましょう。
WordPressの初期インストール画面が表示されるかと思います。
注)反映に少し時間がかかるかも知れませんが、私の場合は10分ほどで反映しました。
因みに無料SSLのLet’s Encryptに登録したはずなのですがSSLにはなってないようなので、後日細かい設定と一緒に導入したいと思います。