久方ぶりの記事になります、ピッピです( ◠‿◠ )
皆さんはスマホが一人一台が当たり前の昨今、スマホの写真や動画、スマホ自体のバックアップはどうしてますか?
私の場合3人家族(夫・妻・小学生の子ども)なのですが、それぞれのスマホには日々写真や動画がどんどん増えています。
特に iPhone のカメラロールはもう「スクロールが終わらない」状態(´•ω•`; )
現在は Apple の iCloud 6 TBプラン(4,500円/月)を夫婦で共有利用してますが、これが将来的に“頭打ち”になる可能性が明らかでした。
- 写真・4K動画・仕事用データファイルが増えるたびに、上位プランへ変更せざるを得ない。
- クラウドストレージの値上げのニュースも最近ちらほら。毎月のコストがじわじわと負担に。
- そこで、「初期費用をかけてでも自社NASに移行すれば、数年で元が取れるのでは?」という考えが芽生えました。
「数年後に容量の追加課金でヒヤッとするより、自宅に置くNASで“容量無制限気分”を手に入れよう」という流れです\(*ˊᗜˋ*)/
記事の目次
今回比較したNASメーカーはこの3つ
今回はNASを使うにあたって“どのメーカーにするか”が最大の分かれ道。
今回は以下の3社を調査しました:
- Synology(台湾)
- UGREEN(中国)
- QNAP(台湾)
それぞれ「ハード性能・価格・使いやすさ・セキュリティ・将来拡張性」という観点でメリット・デメリットを整理しました。
UGREENを最有力に考えていた理由
まずはNASに変えようと興味を持つきっかけになったUGREEN。
これは最近YoutubeやWeb広告にめちゃくちゃ出てくるので目に止まり、“価格&性能”でグッと来たのがUGREENでした。
- 4ベイモデル+10GbEポート付き+Intel Pentium Gold クラスCPU…というスペックが、他社と比べても割安。
- スマホアプリ中心で “スマホ写真を自動アップロード→NASに保存” という流れが初心者にも入りやすそう。
- 初期投資を抑えて高性能スタートできる点が魅力。
ただし気になった「中国製製品」のリスク
しかし、調べれば調べるほど“運用・精神面”で不安がσ( ̄∇ ̄; )
- 中国本土企業であるため、法律(国家情報法)のリスクを完全に無視できない。
- 外出先からNASへのアクセスも “クラウド中継” 前提になっていることが多く、VPN導入が事実上必須。
- 長期的なサポート実績・OSの成熟度・日本語情報量がまだ他社ほどではないという声も。
結果として「価格は良いが、安心して使うためには運用負荷・自己管理のレベルが少し上がる」という印象でした。
QNAPは高性能だが、今回は優先度が違った
次に目を向けたのがQNAP。
- ハードウェア/拡張性ともに非常に魅力的。2.5GbEやM.2 NVMeスロット、HDMI出力といった“贅沢”仕様も。
- 「将来的にサーバー的運用もしたい」「もっと自由にいじりたい」という人には適している。
ただ、私たちの家庭用途では「毎日迷うことなく使えること」「初期設定で煩わしくないこと」が優先。
QNAPは機能が多いぶん、設定選択肢が多く “迷う時間” が発生しやすいというレビューもありました。
なので今回の用途では、QNAPを“候補”には入れつつも、最終争点にはなりませんでした。
最終的にSynologyを選んだ理由
私たちが選んだのは、Synology で、具体的には “DS923+” を予定機種としました。
その理由を詳しく説明します。
使いやすさ(UI・操作性)
SynologyのDSM(DiskStation Manager)は、初心者でも直感的に操作できるUI。
ファイル操作・写真閲覧・スマホバックアップ設定が非常に分かりやすく、説明を読みながら迷うことが少ない。
“1回設定してしまえば家族全員使える” というのは、重要なポイントでした(*´∀`艸)
写真・スマホ同期の安心感
Synology Photosというアプリによって、〝iPhoneで撮った写真を自動でNASへ保存でき〟、家族で共有できる流れがストレスなく作れそう。
また、外出先から見たいときも QuickConnect を使えば、煩雑な設定なしで繋げるという安心感があります。
容量・拡張性にも余裕あり
私たちはまず4TB HDD×2台(RAID1)でスタート、将来残り2ベイにHDD追加して4台構成に拡張…というプランです。
Synologyは空きベイがあるモデルを使えば、この段階的増設が公式対応されており、将来の変動にも対応しやすい。
「はじめはこの程度で十分。後から追加すればOK」な形が、自分たちのペースに合っていました。
安心感(メーカー・国・サポート)
Synologyは台湾企業。
中国本土企業ではないという点で“心理的な安心感”もありますᐠ( ᐢωᐢ )ᐟ
また、NAS専業メーカーとして実績があり、日本語のサポート情報・コミュニティも豊富。
初めてNASを導入する私には、この「安心して使える」要素が決定打になりました。
今回選ぶNAS構成(例:4ベイ + 4TB×2でスタート)
| 機種 | Synology DS923+ |
| スタート時 | 4TB HDD × 2台(RAID1=冗長化) |
| 将来増設 | 残り2ベイにHDD追加 → RAID5等で容量拡張 |
| 外出アクセス | QuickConnectをオン。必要に応じてVPNで強化。 |
| その他 | NAS用HDD(例:Western Digital Red、Seagate IronWolf)を採用。設置場所は静音・風通し良好な場所を確保。 |
この構成なら初期費用こそかかりますが、1、2年でクラウド利用料をペイできます。
むしろ“払わなくて良くなる固定費”が減るため家計簿から計画も練りやすくなります。
さらに、今後のクラウドストレージの値上げに振り回されることもなくなり、「容量が足りなくなったらHDDを追加すればいい」というシンプルな運用に切り替えられました。
まとめ|初期費用と将来の拡張性まで含めると、Synologyが最適だった
UGREENは「初期費用が安いように見える」のが魅力です。
ただ、実際に長く使うことを考えると、HDDの増設やRAID構成の変更が柔軟ではありません。
例えば、最初から4ベイすべてにHDDを入れる前提になるため、NAS本体代+HDD4枚分の費用が一気にかかります。
一方、Synologyは拡張性がしっかりしているため、最初はHDDを2枚だけ挿してスタートし、容量が足りなくなってから残り2枚をあとから追加すればいい。
つまり、〝初期費用を抑えつつ、必要に応じて容量を増やせる〟という運用ができるわけです。
そう考えると、「UGREENは安い、Synologyは高い」という印象は実は少し誤解で、〝初期段階ではSynologyの方がむしろ費用を抑えられるケースもあります。〟
そして後からHDDを足せばいいので、家族の思い出や仕事データの量に合わせて自然にスケールしていけます。
結果的に、
– 無理なく始められる初期費用
– 将来の拡張性
– 外出先からのアクセスのしやすさ
– 中国製ではない安心感
これらを総合すると、私たちの家庭用途には 〝Synology がちょうど良い選択〟になりました(*,,•ᴗ•,,)




